受付業務はボランティア!?

なんだか嫌な顔をされそうなタイトルですね。
お金の匂いがします(笑)

私が演奏会の表周りのノウハウについて記事を書くこと自体、
これをお仕事にしている方にとっては迷惑な話かもしれません。
ですが私自身、演奏会のお手伝いをしてお金をいただく身です。
ではなぜこんな記事を無料で公開してるのか?

それは、、

この記事を読んだだけでは、プロと同じ受付業務は出来ないからです。

これまでもお友達だという理由で、
ボランティア同然で、
準備の全く整っていない受付のお手伝いを引き受けたことが幾度とあります。

「いてくれればいいから〜」「笑顔でチケットもぎってくれるだけで助かる〜」
と言われて当日行ってみたら、預かりチケットの管理も全くされておらず、お客様の対応に追われ、
受付業務で必要なグッズも何もなく、もちろんそれを見越して持参した、
私の付箋や封筒・輪ゴム・クリップを全て寄付してくることになった。

ということは、残念なことに全く珍しいことではないのです。
受付グッズについてはまた書くことにしましょう。)

これは演奏会の主催の意識の問題です。
裏方と同時に、表方の人件費は必要経費なのです。
予算がないと、主催はなぜかそこを削ろうとしますが、これは削れるものではありません。

もちろん、お友達にお手伝いを頼んだ場合にも、謝礼が発生します。
音楽業界のおかしなところは、なぜかそこにルーズなところです。
時間を割いて、一日仕事の演奏会を手伝ってくれるのですから、
居るだけでも当然謝礼が発生します。
社会では当然のことです。

ですが会場や演奏会の規模によっては、不慣れなお友達では荷が重すぎます。
インターネットで「演奏会 受付」と検索すると、いろんな方が大事なことを教えてくれている時代です。それでも、一つの演奏会を無事に終えるということは、とても大変なことです。

じゃあどうするのか。
プロを雇ってください。

もちろんお客様が少ない、小さな会場での演奏会ならそんな必要はないでしょう。
ですが、チケットの管理が個人では難しいくらいの規模になれば、
受付業務を請け負う業者や、コンサートマネジメントをやっている方に依頼してはいかがでしょうか。

依頼の仕方はいろいろあります。
当日の受付業務のみ、チケットの管理から当日の受付業務まで、または会場の手配から手伝ってもらえるプランまで、ご自身の希望に合ったプランを相談できるはずです。

私が皆さんに知って頂きたいのは、演奏会の表周りのお仕事は、
費用を払ってプロに任せるに値する重要なお仕事だということです。
決して気軽な気持ちで「受付に立っててー」なんてお願いはしないでください。
その意識の違いで、あなたが企画される演奏会は、
より一層お客様に喜んでいただけるものになるでしょう。

より多くのご主催に、このメッセージが届くことを願っています。

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